降魔成道のオフタイム2

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zoom RSS 早川泰子の"ジャズで巡る博物館"Vol.1 と「植物を編む」

<<   作成日時 : 2018/04/05 20:05   >>

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 3月18日(日)、秋田県立博物館を訪れた。目的は早川泰子さんのライヴ。早川泰子さんは秋田市在住で、秋田を中心に活動しているジャズピアニスト。北海道出身だが中学生の時に秋田に引っ越し、秋田県立秋田高等学校、聖霊短期大学音楽科を卒業しピアノ講師となるがジャズに興味を持つようになり、大野三平との出逢いと薦めによりジャズピアニストへの道を選択した。90年代にはロサンゼルスで経験を積むなどして、97年には自己のグループを結成し活動している。

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 今回のライヴに先だって早川さんは博物館を見学して回り、その中で興味を持ったもの、インスピレーションを得たものなどから選曲して演奏が行われた。まず興味を持ったのが鳥類の剥製などだったよう。窓ガラスからの日光で分かりづらいが鳥類の剥製が後方に並んでいる。左端はハリー・ポッターでもお馴染みのシロフクロウ。
 このピアノは進駐軍が残した物で、シカゴの「ガルブランセン社」製のアップライトピアノ。太平洋戦争でインドネシアなどの戦地で使用され、終戦後には進駐軍とともに日本に渡り、秋田市内の小学校に残された。通訳をしていた男性に譲られて、そして県立博物館に寄贈された。このピアノを使用したコンサートは定期的にここ県立博物館で行われている。早川さんも今回が初めてではない。

 そして第1曲目はOrnithology チャーリー・パーカーの名曲中の名曲。Ornithologyは「鳥類学」を意味する語で、ちょっと変わったタイトルだが、パーカー自身がバードと呼ばれていたことと関係がありそうな気がする。私が一番好きなのはチャーリー・パーカー、ファッツ・ナヴァロ、 バド・パウエルがジャズ・クラブ「バードランド」で共演した1950年の演奏。おっと話が逸れそうだ。
 第2曲目はRobbins' Nest。「コマドリの巣」の邦題で知られている。ただコマドリはrobinであり、ちょっと変。サー・チャールズ・トンプソンとイリノイ・ジャケーの共作で1947年に初演奏された。
 第3曲目はSkylark。1940年代のアメリカのポピュラーミュージックだが、ジャズでもスタンダードの一つ。ここまでは鳥に関する題名の曲。
 ここで写真左端の博物館職員が化石を見せて回った。それは化石漣痕(レンコン)で「波の化石」とも呼ばれる物。堆積層の表面を水や空気が流れることによって波状の模様が規則的に作られることがあるが、海底に刻まれた波の痕が固結した物が化石漣痕である。第4曲目はWaveで、1960年代のボサノヴァだ。
 第5曲目は早川さんのオリジナル曲で「博物館の秘密の扉」。早川さんが博物館を見学したときに、通常は入られない部屋も案内していただいたとのことで、そんな経験からインスピレーションを得て作曲したらしい。短いがなかなか格好いい曲だった。閉館の時間にこの曲を流したいと館長が話していた。
 第6曲目はLittle Brown Jug。「茶色の小瓶」はグレン・ミラー以来ジャズのスタンダードとしてもお馴染みの1曲。最近はキリンの一番搾りのCMで使われているあの曲である。
 第7曲目は何だろう。聴いたことがあるが分からない。
 第8曲目はOur Love Is Here To Stay。「わが愛はここに」の邦題でも知られる。1951年公開のミュージカル映画「巴里のアメリカ人」でジーン・ケリーが歌っていた曲。
 以上で終了だったがアンコールに応えて演奏されたのはTake the 'A' Train。「A列車で行こう」。県立博物館には子供向けの「わくわくたんけん室」があり、ここに列車が展示されているのが選曲の理由とか。
 とても楽しかった。これだけの演奏をタダで鑑賞できて良いのだろうか。


 そしてこの時行われていた企画展は「植物を編む」。竹や草、樹皮、つるなどの植物を編んで形作られた編組品の展示。博物館内は基本的に撮影不可だが、この企画展は可とのことで、遠慮なく撮影して歩いた。
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秋田県内各地の編組品の紹介。県内だけでも地域ごとに様々な技法が存在する。
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角館のイタヤ細工製作は重要無形民俗文化財に指定されている。
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このコーナーは編組に使用される植物
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実際の編組のパターン
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編組を実際に行ってみるコーナーがあり、工芸士による実演も行われていた。とても充実した企画展だった。


 次に自然展示室を見学した。ここは秋田県内の自然に関して展示されている。撮影フリー。
秋田駒ヶ岳の模型。近いうちにまた歩いてみたい。
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秋田県に生息する動物の剥製。
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自然展示室の紹介はまたの機会にも。その他、人文展示室などを見学して歩いた。博物館もなかなか良いものだ。

早川泰子Official site
http://mus-jp.net/jazz/

秋田県立博物館公式ホームページ
http://www.akihaku.jp

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
ジャズがお好きなんですか。
私はあまり聞いたことがなかったのですが、ウォーキング中にAmazonMusicでジャスを聞いたら、意外にテンポが歩くのに良いことを発見しました。以来、たまに聞いています。
長さん
2018/04/05 22:38
こんにちは。

ジャズピアノのコンサートですか。
それはいいですね。
楽しまれましたか。
植物を編むですか。
これも面白さそうですね。
トトパパ
2018/04/06 11:06
ジャズ、最近あまり聞く機会がありません。生で聞くのは魅力があります。
編組品すばらしいものですね。もったいなくて使えないような気がします。
博物館やまにはこういう場所いいと思います。
はるる
2018/04/06 20:05
こんばんは。
ジャズライブ、良いですね〜、最近は聞く機会がなく残念です。
竹やアケビの蔓、イタヤ細工、マタタビの蔓とそれぞれ味わい深い作品で美しいですね。
このような作品使ってみたくなります。
ロシアンブルー
2018/04/06 23:54
こんばんは。
素敵なジャズの演奏いいですね。
生で聞くといいでしょうね。
編組品、丁寧で素晴らしい物ばかりですね。
丈夫そうですが使うのはやはり、もったいない
飾っておきたいですね
ゴンマック
2018/04/07 23:49
ジャズのことはよく知りませんが、聴いていると虜になりそうな予感がします。
ジャズピアニストのライヴなんて、心をグルグルかき回されるかも知れませんね。
演奏会場が博物館とは驚きます!
しかも、ピアノが太平洋戦争当時から使用されていたものとは…。
植物を編むの企画展も、いろんな編み方があるんだなと思い知らされました。
人間の知恵は凄いですね。
トンキチ
2018/04/08 08:43
降魔成道さんの、Jazz記事を初めて拝見しました。
詳細に書き込んでいますね。
早川泰子さん、博物館を見学して回り、そこからのインスピレーションで演奏曲を決めるとは、正にJazzです。
進駐軍が残したピアノで演奏するだなんて、あまり聞いた事が無いですが、サウンドもレトロでしたか?
チャーリー・バードとも呼ばれていた、彼のOrnithologyを演奏とは、成程ですね〜
お気に入りのバードランドで共演した1950年の演奏は、
1950年6月30日バードランドでのライブですね。
アート・ブレイキーのドラムが最高!で、バードとの相性も良く、私もお気に入りの1枚になってます。おっと、話が横道に逸れてしまった!

早川さんは秋田を中心に活動されているんですか?
検索すると、ピアノにドラム、ベースが入ったトリオ演奏によるYouTubeが出てきました。
2010年と、ちょっと古いですが、Stella by starlightを軽い感じの慣れた演奏です。
更に古いが、
Yasuko Hayakawa Quintet in Hawaii 2008 Mar 29
のライヴもいいですね。
インタビュー記事で、
影響を受けたミュージシャンは誰ですか?と聞かれ、
大野三平氏、バド パウエル、セロニアス モンク、トミー フラナガン、レイ ブライアント
と、答えていて、演奏にその影響が現れていることが分かります。
これは、秋田県立博物館で1時から40分の早川泰子(P)と佐藤郁夫(G)の演奏ですね。
トリオは、早川泰子(P) 山下弘治(B) 村上寛(Ds)みたいで、一度、聴いてみたいです。

後半の、「植物を編む」のコメントが少ししか入らなくなりました^^;
「実際の編組のパターン」でフムフムです。
これを基本にして、立体的にしていくことが分かりました。
アルクノ
2018/04/09 20:12
長さん、コメントありがとうございます。
ジャズには学生時代からはまってます。まあジャズに限らず私は音楽全般が好きですが。公園を散策するときもウォークマンやスマホで音楽を聴きながらだったりします。
降魔成道
2018/04/09 21:03
トトパパさん、コメントありがとうございます。
私はジャズが好きでしてそれが目的で博物館に行きました。初めは企画展の「植物を編む」には興味がなかったのですが、見てみると勉強になるしとても楽しかったです。


降魔成道
2018/04/10 20:02
はるるさん、コメントありがとうございます。
編組品は、工場で大量生産された商品とはやはり違いますよね。ただ編組品は芸術作品として作られたのではなく、日用品のために作られているのですよね。それもまたすごいことだと思いました。
降魔成道
2018/04/10 20:23
ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
編組品、美しいですよね。編組のパターンも良く考えられていると思いました。素晴らしい仕事ですね。
降魔成道
2018/04/10 20:43
ゴンマックさん、コメントありがとうございます。
編組品は美しいですよね。でも実用品ですよ。使ってあげなくちゃ。とは言うものの、やはりもったいなくて、私も使えないかも。
降魔成道
2018/04/10 21:05
トンキチさん、コメントありがとうございます。
実はたまたま県立博物館のホームページで早川さんのライヴを知りました。県立博物館には年に何度か訪れています。昨秋は「鳥海山の自然史」を見学しました。春は何をやってるのかな、と思って。早川さんのライヴも素晴らしかったですが、初めはあまり興味なかった「植物を編む」も行って良かったです。
降魔成道
2018/04/11 20:31
アルクノさん、コメントありがとうございます。
アルクノさんのジャズ記事のようには書けませんが、何とか書いてみました。しっかりメモしながらの鑑賞は私にはちょっと無理でして、つい演奏を楽しんでしまいました。クラシックのコンサートのように演奏プログラムはないので、何が演奏されるかわからないところもジャズライヴの楽しみの一つですよね。早川さんの演奏は派手さはないですが、丁寧だしノリノリの演奏でとても良かったです。
降魔成道
2018/04/11 21:43

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