水心苑の秋

 10月22日(火)、即位礼正殿の儀の休日、秋田県立小泉潟公園の水心苑を訪れてみた。水心苑は林泉回遊式庭園の本格的な日本庭園である。
万葉集を詠じながら散策するのも悪くない。

IMG_5722.JPG

小泉潟公園の全体図
IMG_5720.JPG

水心苑の全体図
IMG_5721.JPG

ライトアップの期間にも訪れようと思ったが、結局行かれなかった。
IMG_5723.JPG

門をくぐると感じよく紅葉していた。IMG_5724.JPG

IMG_5725.JPG

IMG_5726.JPG

IMG_5727.JPG

IMG_5728.JPG


IMG_5731.JPG

全部が紅葉しているドウダンツツジも美しいが、紅に染まる途中の葉も私は嫌いじゃない。IMG_5729.JPG

IMG_5730.JPG

ネムノキ

 昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓の花
     君のみ見めや戯奴さへに見よ    紀郎女

 我妹子が形見の合歓は花のみに
     咲きてけだしく実にならじかも   大伴家持


あ、でも秋田県民なら

 象潟や雨に西施がねぶの花         松尾芭蕉

IMG_5732.JPG


IMG_5733.JPG
アセビ

 磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど
     見すべき君が在りと言はなくに    大伯皇女  

 我が背子に我が恋ふらくは奥山の
     馬酔木の花の今盛りなり       詠み人知らず

 池水に影さへ見えて咲きにほふ
     馬酔木の花を袖に扱入れな      大伴家持

IMG_5734.JPG

IMG_5735.JPG

IMG_5736.JPG

IMG_5737.JPG


コウヤマキ
IMG_5738.JPG

IMG_5739.JPG

IMG_5740.JPG


もみじ

 秋山にもみつ木の葉のうつりなば
     さらにや秋を見まく欲りせむ   山部王

 時待ちて降れるしぐれの雨やみぬ
     明けむ朝か山のもみたむ     市原王

 秋山に落つるもみじ葉しましくは
     な散り乱ひそ妹があたり見む   柿本人麻呂

IMG_5742.JPG

IMG_5743.JPG

ヒイラギ

 クリスマスに飾るヒイラギはセイヨウヒイラギでモチノキ科の全く別種。でも葉っぱは良く似ているような。

IMG_5744.JPG


IMG_5745.JPG

IMG_5746.JPG


スギ

 いにしへの人の植ゑけむ杉が枝に
     霞たなびく春は来ぬらし   柿本人麻呂

 杉の野にさ躍る雉いちしろく
     音にしも泣かむ隠り妻かも  大伴家持

 いつの間も神さびけるか香具山の
     鉾杉の本に苔生すまでに   鴨足人
IMG_5750.JPG

IMG_5751.JPG

IMG_5752.JPG

IMG_5753.JPG

IMG_5754.JPG

IMG_5755.JPG

IMG_5756.JPG

IMG_5757.JPG

IMG_5758.JPG

IMG_5759.JPG

IMG_5760.JPG

ウメ

 梅の花咲きて散るぬと人は言えど
     我が標結ひし枝にあらめやも    大伴駿河麻呂 

 青柳梅との花を折りかざし
     飲みての後は散りぬともよし    沙弥満誓

 春の雨はいやしき降るに梅の花
     いまだ咲かなくいと若みかも    大伴家持

ウメを詠んだ万葉歌は数えたことないが100以上ある。たぶん萩に次いで多いのでは。でも花を詠んだ歌ばかりのような。

IMG_5761.JPG

IMG_5762.JPG

ヤブツバキ

 椿を詠んだ万葉歌は9首あるが、ヤブツバキで詠んだ和歌はない

IMG_5763.JPG

IMG_5764.JPG

IMG_5765.JPG

クロマツ

 松を詠んだ万葉歌も多いけど、クロマツやアカマツで詠んだのはないと思う。それと「松」と「待つ」をかけた歌が多い

IMG_5766.JPG

IMG_5768.JPG

皇太子殿下、皇太子妃殿下お手植えの松
昭和53年の話なので、上皇陛下、上皇后陛下の若き日のお手植えの松

IMG_5769.JPG



IMG_5770.JPG

IMG_5771.JPG

IMG_5772.JPG

IMG_5773.JPG

IMG_5774.JPG

IMG_5775.JPG

IMG_5776.JPG


トチノキ

 栃木県の県の木はトチノキ
IMG_5777.JPG


IMG_5778.JPG

IMG_5779.JPG

IMG_5780.JPG

ツゲ

 君なくはなぞ身装はむ櫛笥なる
     黄楊の小櫛も取らむとも思はず  播磨娘子

IMG_5781.JPG

IMG_5782.JPG

IMG_5783.JPG


アセビ
IMG_5784.JPG

IMG_5785.JPG

IMG_5786.JPG

IMG_5787.JPG

IMG_5788.JPG

IMG_5789.JPG

IMG_5790.JPG

IMG_5792.JPG

IMG_5793.JPG

IMG_5794.JPG

IMG_5795.JPG

IMG_5796.JPG

この鯉はヒノマルと呼ばれている。
IMG_5797.JPG

IMG_5798.JPG

IMG_5799.JPG


シャクナゲ
IMG_5800.JPG

IMG_5801.JPG

IMG_5802.JPG

ドウダンツツジ
IMG_5803.JPG

IMG_5804.JPG

IMG_5805.JPG

IMG_5806.JPG

IMG_5807.JPG

IMG_5808.JPG

IMG_5809.JPG


リュウキュウツツジ
IMG_5810.JPG

IMG_5811.JPG

IMG_5812.JPG

IMG_5813.JPG

IMG_5815.JPG

秋田スギ

 青森ヒバ、木曽ヒノキとともの日本三大美林と呼ばれている
IMG_5816.JPG

IMG_5817.JPG

IMG_5818.JPG

IMG_5819.JPG

IMG_5820.JPG

IMG_5821.JPG

IMG_5822.JPG


ハイビャクシン
IMG_5823.JPG

IMG_5824.JPG

IMG_5825.JPG

IMG_5826.JPG

ケヤキ ツキ(槻)

 池の辺の小槻の下の小竹な刈りそね
     それをだに君が形見に見つつ偲はむ   柿本人麻呂

 天飛ぶや軽の社の斎ひ槻
     幾代まであらむ隠り妻ぞも       詠み人知らず

IMG_5827.JPG

IMG_5828.JPG

IMG_5829.JPG

IMG_5830.JPG


イヌツゲ


IMG_5831.JPG

IMG_5832.JPG

IMG_5833.JPG

IMG_5834.JPG

IMG_5835.JPG

IMG_5836.JPG



ナツツバキ

 妙心寺の東林院のナツツバキが有名だが、花の時期に私は訪れたことがない。
 沙羅双樹は南アジアや東南アジアの温暖な地域に自生する植物で、日本の気候には合わない。日本の寺院などで沙羅双樹と呼んでいる植物はナツツバキである。

IMG_5846.JPG

IMG_5847.JPG

IMG_5848.JPG

IMG_5849.JPG

ヤマモミジ
IMG_5850.JPG

IMG_5851.JPG

IMG_5852.JPG

コデマリ

 私はコデマリは結構好きなので、春の花咲く時期にまた来てみたい。
IMG_5853.JPG

IMG_5854.JPG

IMG_5855.JPG

ドウダンツツジ
IMG_5856.JPG


シダレザクラIMG_5857.JPG

IMG_5858.JPG

 昨年訪れた時は周囲に熊の目撃情報があって閉鎖されていた。ちょっと久しぶりの水心苑。また別の季節にも訪れてみたい。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 62

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

2019年11月23日 00:44
こんばんは

日本庭園ですか。
いいですね。
紅葉、綺麗ですね。
東北の紅葉はもう終わりですかね。
こちらは今からクライマックスに向かいます。
2019年11月23日 09:37
おはようございます。
水心苑、素敵なお庭のようですね。
それぞれの木々に説明や由来があるのが嬉しいですね。
真っ赤に染まるドウダンツツジも素敵ですが、一歩手前の色合いも好きです。
馬酔木を詠んだ万葉集もあるのですね。
梅は桜よりも読まれた数が多いと聞いていました。
ナツツバキは可愛くて清楚で大好きなお花です♪
こちらは紅葉も進んでいますが、鮮明さは欠けます。
2019年11月23日 10:05
10月22日でもまだモミジが青々とした葉が多いようですね。今年は秋田も紅葉が遅いのでしょうか。
はるる
2019年11月23日 11:16
万葉集とともに公園を散策
すてきなひとときですね。
大きな樹木がたくさんあり、
季節を変えて見てみたい気もします。
夜間、ライトアップもいいでしょうね。
2019年11月24日 09:11
こんにちは。
水心苑は見事な日本庭園ですね。
立派な樹木や植物などが育ち、壮観だと思います。
万葉集にこれらがたくさん詠まれているのに驚きました。
古代から脈々と生命をつないで今に至っているのですね。
なんとなくロマンを感じました。
降魔成道
2019年11月24日 17:14
トトパパさん、コメントありがとうございます。
水心苑は歴史ある庭園ではありませんが、なかなか良くできた庭園だと思います。
そうですね。紅葉は一部では終わりつつあります。でもまだ楽しめそうです。そちらはこれからが盛りなのですね。
降魔成道
2019年11月24日 20:11
ハーモニーさん、コメントありがとうございます。
私は樹木に詳しくないので、名札が付いているのはとても助かります。私も真っ赤なドウダンツツジも好きですが、その手前の部分的な紅葉も好きです。万葉集の時代には桜を詠んだ歌は少ないですね。古今集では桜と梅が逆転しますが。単に花と言えば桜を意味するまでに。
そちらの紅葉はこれからですね。
降魔成道
2019年11月24日 20:37
長さん、コメントありがとうございます。
そうですね。今年は暑かったせいか紅葉は全般的に遅いです。1か月後の現在はだいぶ進みましたが。
降魔成道
2019年11月24日 22:56
はるるさん、コメントありがとうございます。
青森県の弘前公園の中にある弘前城植物園に万葉集で詠まれた植物を集めたコーナーがあり、そこを訪れてから私も植物名を詠み込んだ万葉歌に興味を持つようになりました。
庭園なので季節によって別の顔を見せてくれると思います。また訪れてみたいです。
降魔成道
2019年11月24日 23:11
トンキチさん、コメントありがとうございます。
水心苑は万博記念公園などを手掛けた田治六郎によるもので、さすがに造園の第一人者の作品だと思います。万葉集を意識して造園したのではないと思いますが、昔から日本に自生している植物であれば、何かと詠み込まれることは少なくないのでしょうね。花や草木に対する日本人の感性は今も昔もあまり変わらないのかも知れません。
2019年11月25日 09:51
おはようございます
都心の紅葉は
これから
イチョウもまだ色付いてません^^
2019年11月26日 01:52
こんばんは。
手入の行き届いた日本庭園、落ち着きますね。
散歩も楽しくなりますね。
万葉集とともに、素敵です。
ロシアンブルー
2019年11月26日 12:12
こんにちわ~。
秋田には広々とした公園多いですね。
水心苑も木々の種類も多く、池?潟?ゆったりした心を育めそうです。
和歌や俳句にも詠まれる木々も解り易い標識がつけられ親しみやすいですね。
松尾芭蕉の「象潟や雨に西施・・・」の句を思い出します。
ドウダンツツジの葉色も今朝はかなり赤く紅葉してきました。
降魔成道
2019年11月26日 20:03
すーちんさん、コメントありがとうございます。
都心の紅葉はこれからなのですね。地球温暖化の影響かどうかわかりませんが、特に今年は紅葉が遅いですよね。
降魔成道
2019年11月26日 20:32
ゴンマックさん、コメントありがとうございます。
手入れのされていない庭園は悲惨ですからね。
また別の季節に訪れてみようと思います。
2019年11月26日 20:36
こんばんは~
11月も残り少なくなりました。
水心苑 いいネーミングですね。

万葉集、学生時代に習って以来で~
百人一首のにわか勉強ぐらいです。
今、天皇皇后両陛下、奈良に来られ
万葉の故郷ですね。
いつもありがとうございます。
降魔成道
2019年11月26日 20:47
ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
そうですね。秋田市内も公園は多くあります。田園もありますよ。(^^)
高山植物はともかく植物の名前にはあまり詳しくないので名札が付いているのは助かります。万葉集には若いころから親しんでいますが、ここでは植物の名前がわかるので一緒に楽しむことができました。
ドウダンツツジの紅葉は美しいですよね。秋田市内でも生垣にドウダンツツジを植えている家が少なくないです。
2019年11月27日 10:06
美しく 整理された 庭に 色付いた樹々が
並び とても 素晴らしい 風景ですね。
そんな 花や木をみて サット 歌が浮かんで来れば
一日中いても 飽きないいでしょうね。
残念ながら 私は 写真を撮るだけで 終わります。

10月18日付けの 記事以来 何度訪れても
開くことが出来なくて 仕事がお忙しくて
止められたのかな、、と思っていました。
長らく ご無沙汰をしてしまい すみません。 
降魔成道
2019年11月28日 20:27
つむぎさん、コメントありがとうございます。
間もなく師走ですね。こちらは寒くなりました。
奈良県は万葉集の宝庫ですからね。歌枕の地を歩き回ってみたいです。古今集では東北にも歌枕の地が結構あるのですが。
降魔成道
2019年11月28日 20:49
フラバーバさん、コメントありがとうございます。
開くことできませんでしたか。ウェブリブログの方で何かあったのでしょうかね。私の方は普通に更新していました。
ここの庭園もなかなかのものだと思います。私は万葉集や古今集が好きなのでつい歌を詠じながら歩いてしまいましたが、これもなかなか楽しいですよ。
2019年11月28日 21:19
10月の下旬から、11月にかけ、金・土とライトアップですか!
地元だと行きたくなります。
神戸の森林植物園でも紅葉の時期は実施されています。

ネムノキは、夜に合わさるので合歓の木と書きますが^^)
ねんねの木、眠りの木、日暮らしの木
もあるそうです。
私は、
「合歓咲く 七つ下りの 茶菓子売り」
   小林一茶

コウヤマキ、
かつて世界中に広く分布していたが、北アメリカ~ヨーロッパで滅びて、現在は日本と韓国済州島にだけ残存しているそうです。
世界的には希少植物ですね。

その後は、追っかけられませんが、
植物図鑑状態です。新路線でしょうか?
楽しむ事ができました。
降魔成道
2019年11月30日 17:05
アルクノさん、コメントありがとうございます。
神戸の森林植物園でも紅葉の時期のライトアップが実施されていますか。ライトアップする施設は多いですよね。
ネムノキは異名が多いですよね。それだけ日本では各地に自生していて各地で親しまれていたからでしょうか。
コウヤマキは高野山にたくさん自生していたのが和名の由来のようですね。
新路線と言いますか、庭園をぐるっと散策して写真をたくさん撮ってしまったので、それをブログに貼り付けただけのような。私は植物はさほど詳しくないので名札が付いているのは助かります。名前がわかれば親しみを感じるし、検索してさらに知識を増やせますからね。