十二所かまくらやき

 2月14日(日)、「大館アメッコ市」を楽しんだ後、大館市十二所で行われた「十二所かまくらやき」を観に訪れた。

 JR花輪線を大館駅から順番に駅舎を巡り、大滝温泉駅の次の十二所駅へ。IMG_9456.JPG


 江戸時代の紀行家・菅江真澄が享和3(1803)年に十二所を訪れ、「すすきの出湯」に現代語訳で以下のように記述している。

 十四日 夕方から大ぜいの人が群れをつくって、十二所の村のかまくらやくの祝いを見物にでかけて行った。久保田で見たはやしと変わらなかったが、秋の落葉をたくさんかき集めて俵につめ、これに火をかけて、さかんにふりまわすと、雪の上に紅葉の散るように火花を春風にちらすのが、めもあやにまたとない光景で、いちだんと風情があった。 「菅江真澄遊覧記4 菅江真澄著 内田武志・宮本常一編訳」 

 この「かまくらやくの祝い」についての資料は少なく、いつから始まった行事であるかも分からず、そしていつしかその風習は廃れてしまった。「十二所かまくらやき」は大館市十二所の有志が平成23(2011)年に復活させたイベントである。

 「かまくら」と言えば「横手のかまくら」が有名だが、雪洞に祭壇を設けて水神を祀る現在の形式は明治30年以降に定着したものであり、元々は京都御所清涼殿で行われていた古書焼きの左義長をルーツとする豊作祈願の火祭りである。700年の歴史がある重要無形民俗文化財にも指定されている秋田県仙北郡美郷町六郷の「六郷のカマクラ行事」ではそのクライマックスでご神火を割れ竹で打ち合う「竹うち」が行われる。仙北市角館の伝統行事「火振りかまくら」は「十二所かまくらやき」によく似た行事で、稲わらで編んだ小さな米俵に火をつけて振り回す。この様な「火振りかまくら」は秋田市楢山の「楢山かまくら」でも行われており、「かまくら」の原型は「火振りかまくら」であると私は考える。「かまくら」については今後も色々と調べていきたいので、それによって考えが変わるかも知れないが。


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 17時半から開始だが、その30分前の様子。
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 会場は十二所公民館前の広場
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 準備を進めるスタッフの皆さん。
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 そしていよいよ開始した。俵に火をつけてぶんぶん振り回す。
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夜の帳が下りるとますます雰囲気が増す。

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 この後、私も参加させてもらい、俵をぶんぶん振り回した。そんなに重くなく、なかなか楽しかった。例年は耐火性のあるハッピが貸し出されてスタッフの補助があるが、新型コロナ対策で今年はハッピも補助もなしだが、まあ問題はなかった。

 大館市十二所から国道285号で秋田市の自宅に戻ったが、その途中の上小阿仁村の道の駅でイルミネーションが奇麗だったので撮影してみた。
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花輪線

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この記事へのコメント

ONLY
2021年03月08日 14:51
 楢山のかまくらは、敗戦前に放火が頻発して、みんな仲よくしないといことで始められたそうでですね。30年ぐらい前に魁で連載されていたと思います。
2021年03月08日 17:05
かまくらやき  楽しそうな行事ですね。
それに 希望すれば 参加できるというのが 良いですね。
暗闇に 火の粉が舞い散る様子は 豪快であり また
美しいです。
かまくら というと雪の洞を思い浮かべましたが
関係ないのですか。
はるる
2021年03月08日 19:39
かまくらやき、ですか。
暗いなかの火というのは不思議なものですね。
これを振り回すとは、珍しいです。
イルミネーションも寒い時期に見られるとは、きれいでよかったです。
2021年03月08日 21:33
大館アメッコ市に、十二所かまくらやき、大館には楽しいイベントが色々とあるのですね。
「かまくらやき」とは初めて知りました。
薄暮の中の雪と火の光景も素敵ですが、やはり夜が更けた暗さの中のダイナミックな炎の光景は見応えがありますね。実際に見たり、やったりすればなおさら。
炎の音や温度も体感できて、まさにエキサイティングでしょうね。
かまくらの成り立ちや地域の変化など、調べていくと奥深いものがあるでしょうね。素晴らしいテーマだと思います。
私も、かまくらのブログを書きましたよ。
2021年03月09日 09:32
おはようございます
勇壮な行事ですねー
初めて知りましたー
2021年03月10日 16:11
こんにちわ
>参加させてもらい、俵をぶんぶん振り回し
飛び入りも出来るんですね
楽しそう~
イルミネーション、綺麗ですね
降魔成道
2021年03月10日 20:10
ONLYさん、コメントありがとうございます。
楢山のかまくらは明治44年にイベントの最中に火災が発生して警察から中止を命じられて長く中断し、昭和50年に有志によって復活しました。戦争前後には行われていないので、魁の記事は別件だと思います。
降魔成道
2021年03月10日 20:39
フラバーバさん、コメントありがとうございます。
「かまくら」と言えば横手のかまくらの雪洞をイメージしますよね。雪洞自体がかまくらと呼ばれてますし。でも雪洞が一般化したのは明治時代なんですよ。かまくらはそれより何百年も歴史があります。長い歴史の中で少しずつ変化しているのですね。これからも時代に合わせて変化していくのかも知れませんね。飛び入り参加できるのは良いですよね。
降魔成道
2021年03月10日 21:10
はるるさん、コメントありがとうございます。
このような火振りかまくらはやはり珍しい行事なのでしょうかね。秋田県内にはそれぞれ歴史あるイベントとして何件もあります。東北の他の県ではどうなのか気になってきました。もっと色々と調べてみたいと思っています。
2021年03月11日 00:12
こんばんは。
十二所かまくらやき、雪の上に舞う火の粉
凄い迫力ですね。燃え盛る俵を回す人素晴らしです。
誰でも参加できるのかしら。参加されていい記念に
なりましたね。
色々な行事があるのですね。
降魔成道
2021年03月11日 21:09
ミクミティさん、コメントありがとうございます。
「十二所かまくらやき」と似た小正月行事が秋田県内にはいくつかあります。民間の行事はなかなか文献資料としては残らないので、それらがどのように伝わったのか、なかなか分かりません。でもあれこれ調べるのも楽しいものです。これは長い時間をかけて追及する価値のあるテーマかも知れませんね。
十二所かまくらやきは参加してみてとても楽しかったです。これからも継承していって欲しいものです。
降魔成道
2021年03月12日 20:30
すーちんさん、コメントありがとうございます。
火の付いた俵をブンブン振り回すんですよ。
とても楽しかったです。また機会を作って参加してみたいです。
降魔成道
2021年03月12日 21:07
minaさん、コメントありがとうございます。
飛び入り参加できるのは良いでうしょね。
とても楽しいイベントでした。
かまくらにもっと興味を持つようになりました。
もっと色々と調べてみたいと思っています。
2021年03月13日 12:10
雪の中で、火ぶり神事が行われるんですね。
雪と燃え盛る火の競演。勇壮なものだと感心しました。
と思っていたら、実際に参加もされたんですか。
本当に火を振り回されたなんて、びっくり仰天です。
降魔成道
2021年03月13日 18:29
ゴンマックさん、コメントありがとうございます。
火のついた俵をぶんぶん振り回すかまくら行事って珍しいですよね。でも秋田にはこの様な行事があちこちで行われています。ただ参加して振り回したのは今回が初めてでして、なかなか楽しかったです。また機会を作って参加したいと思いました。
降魔成道
2021年03月14日 20:41
yasuhikoさん、コメントありがとうございます。
火のついた俵をぶんぶん振り回す行事は秋田県内にいくつか伝わっていますが、全国的には珍しいのでしょうかね。だとしたらこんな行事があることを紹介できて私も嬉しいです。本来であれば防火着のハッピを羽織っての参加ですが、コロナ対策でそれはありませんでした。

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